グロースエクスパートナーズ株式会社(GxP)のITアーキテクト鈴木雄介氏を再びゲストに迎えて、2014年6月11日に新宿で収録しました。前半はレストラン、後半はワインバーでの収録です。全長2時間15分の雑談です。
某ハマノさんがアイドルに嵌った挙句にプロデュース業を始めるとか、日本の若手批評家にあって重大な損失だと思うのですよ。アーキテクチャの生態系は良い本だったのですが。ヲタでもいいんだけど、なんでもかんでも、その視点というのがなんとかならんか。
— 鈴木雄介/Yusuke SUZUKI (@yusuke_arclamp) June 11, 2014
1. アジャイル、リーン、新規事業、事業計画 (00:45)
- アジャイルがダメだと思う7つの理由 - arclamp
- Lean UX ―リーン思考によるユーザエクスペリエンス・デザイン (THE LEAN SERIES)
- スクラム (ソフトウェア開発) - Wikipedia
- Getting Things Done (GTD) - Wikipedia
アジャイルは「考えすぎにやってみよう」、アーキテクチャは「考えられることろはちゃんとしてからやろう」。僕からすれば同じことを違う視点から語っているだけ。適切なバランスでやることが大事。では、どのバランスであるべきか?というのが語りたいこと。
— 鈴木雄介/Yusuke SUZUKI (@yusuke_arclamp) June 4, 2014
そもそもアジャイルとかユーザビリティテストとかエスノグラフィが強調する「やってみなきゃわからん、見てみなきゃわからん」というのは、企業の持続性という観点で「予測しないとかバカじゃないの」と思う人がいることは引き受けるべき。双方の言うことは正しく、それを繋げるのが大事さね。
— 鈴木雄介/Yusuke SUZUKI (@yusuke_arclamp) June 11, 2014
コミットなきアジャイルはダークサイドに落ちやすい、という話など。アジャイルはゴールを定めないのではなく、進む道を決めないってことなんだよね。
— 鈴木雄介/Yusuke SUZUKI (@yusuke_arclamp) June 11, 2014
2. ダークUXパターン、バイラルメディア (13:44)
「何も学ばなくても初見で使えるデザイン」が常に正しいのか?
「ユーザーを騙くらかすようなデザイン」はダメだろう。
- Dark Patterns - User Interfaces Designed to Trick People
- UXを損ねる最悪なグロースハック | UID Lab
- Facebookプラットフォームポリシー
- Facebook広告ガイドライン
- ガイドライン大幅改訂で「いいね!でキャンペーン参加」などがOKに、投稿の自社サイト埋め込みも可能に(2013年9月)
- 企業がFacebookを利用するときのルールを把握しよう/Facebookマーケティングの教科書#2-2前編 | Web担当者Forum(2013年4月、改定前)
- NHK NEWS WEB 拡散!バイラルメディアの戦略(2014年5月19日)
3. カドカワ・ドワンゴ合併 (28:33)
4. グーグルカレンダー問題、ソーシャル・ネットワーク (33:44)
業界人やってると、ICTリテラシーが知らないうちに上がりすぎて、世間とズレがちですね。
Facebook、LINE、LinkedInといったSNSの使い分けの話。ソーシャル・ネットワーク(人間関係網)の形、都市の形、政治の形。「ドライな都市」と「ウェットな田舎」という対比構図。 (※補足:「田舎が嫌で都会に出てくる」という発言は、そういう人もいるという話であって、全員がそうだと決め付ける意図ではありません)
- クロサカさんの仕事部屋の投稿1
- クロサカさんの仕事部屋の投稿2
- コミュニケーションの距離感
- 拡張する空間 建築家とITアーキテクトがつくるもの
- 藤本壮介読本
- 何かを投稿するときに、誰に公開するかを選択するにはどうすればよいですか。 | Facebookヘルプセンター
- 知り合いリストを作成するにはどうすればよいですか。 | Facebookヘルプセンター
思い返せばビジネスSNSは屍だらけです。ヤフーが立ち上げた「CU」も鳴かず飛ばずでしたし、あと「ケイレキ.jp」って覚えていますか? サイバーエージェントの「INTELY」も閉鎖となりました。米LinekdINもそんなに使われていないんだからしょうがないのかもしれません。 – STORYS.JPがオープンしたビジネスSNS「Unite」には数多くの屍を乗り越えてほしい : Blog @narumi
5. 島宇宙、居場所 (56:20)
- オープン型オフィスでは病欠が増加―環境面のストレスが影響? - WSJ
- ホメオスタシス とは - コトバンク
- サイバーカスケード - Wikipedia
- 島宇宙 - Wikipedia
- 家もオフィスも持たない生活実験「ノマド・トーキョー」からわかったこれからのライフデザインとは?
- パオ(包) とは - コトバンク “モンゴル人など遊牧民族が用いる居住用の天幕”
6. 経済動物、生命倫理、食品の安全性 (1:03:17)
- 衝撃の養鶏アプローチ: 脳を殺して『マトリックス』風に飼育 - e-StoryPost
- 次亜塩素酸ソーダを使用しない食品製造が可能なのか?って事について - 日々の小さな感動日記(コンビニのカット野菜)
7. テレコミュニケーション、リモートワーク、ヴァーチャルリアリティ (1:06:49)
- Sqwiggle が良いという話、またはリモートでアジャイル開発をどう進めるか - naoyaのはてなダイアリー
- Githubではなぜ人が辞めないのか? | IDEA*IDEA
- Bufferの「超透明経営」がやばい | IDEA*IDEA
- Oculus Rift - Virtual Reality Headset for 3D Gaming | Oculus VR
- RICOH THETA
- 環世界 - Wikipedia
8. 経済動物、生命倫理、食品の安全性(6の続き) (1:14:58)
- 生命倫理学 - Wikipedia
- 無脳症 - Wikipedia
- フォアグラ禁止に激怒の南仏-カリフォルニアにワインで報復 - Bloomberg
- Food Wars Could Rage by 2050 : Discovery News
- コンビニ寿司、気づけば大進化 | nippon.com(ローソン)
9. 工学知と目的と人文知(と高専教育) (1:24:20)
- 高専には実用的教養科目が必要〜「いかに現代の思想が形成されてきたか」(思想史)の観点から、世界史の各項目をその今日的意義において物語る - zerobase書き散らす
- アンビバレントな高専 - zerobase書き散らす
- 書かなければ何も解らぬ: 高等専門学校の増設を含む「大学の統廃合等の促進を含む高等教育の抜本改革」(平成24年第3回国家戦略会議)について高専出身者の私が危惧すること
10. UXデザインと倫理 (1:26:58)
11. 摩擦、抵抗、フィードバック (1:27:54)
- フィードバック - Wikipedia
- ニューラルネットワーク - Wikipedia
- ネガティブ・フィードバック とは - コトバンク
- サイバネティックス とは - コトバンク
- 暴走するアルゴリズム、ウィーナーの危惧 - Zerobase Journal
12. アーキテクチャ (1:34:34)
- アーキテクチャの生態系: 情報環境はいかに設計されてきたか - 濱野智史 - Google Books (ジットレインの「生成力」)
- カネヴィン・フレームワーク
- 非開発者のためのアジャイル開発入門(12ページ目からクネビンフレームワークの解説)
- 相図 - Wikipedia(相転移)
13. デザインリサーチ、心理学、精神分析、逆転移、共依存、スタートアップ創業チーム (1:43:10)
(私石橋自身の失敗事例を思い出す話ですが…)
- メンタルモデル ユーザーへの共感から生まれるUXデザイン戦略
- Rosenfeld Media | User experience books, training, workshops, seminars, and experts
- O’Reilly Japan - Web情報アーキテクチャ 第2版(ローゼンフェルドのシロクマ本)
- ドン・ノーマンの「活動中心デザイン(ACD)」をめぐって | IA Spectrum
- 人間中心デザイン(HCD)と活動中心デザイン(ACD)の併用へ向けて - Zerobase Journal
- 人間工学 - Wikipedia(エルゴノミクス)
- ユーザビリティエンジニアリング(第2版)―ユーザエクスペリエンスのための調査、設計、評価手法―
14. 雑談 (1:58:26)
- ウェブアクセシビリティ - 内閣府 “動画や音声情報には、内容をテキストで提供します”
- リスピーク方式の書き起こし
- いわゆる「写り込み」等に係る規定の整備について(平成24年6月20日に成立した改正著作権法)
- JASRAC 使用料早見表(インタラクティブ配信)
UPDATE (2014-06-19 14:29)
1:37:00あたりのカネビンフレームワークの話について、鈴木雄介さんから資料の提供がありました。非開発者のためのアジャイル開発入門の13ページ目にある日本語訳を参照して欲しいと。